シンプルですが、とても重要な考え方です。
これは Lou Adler の考え方から学び、実際にとても有効だと感じています。
多くの方が新しい仕事を検討するとき、目の前の条件に注目します。
給与、タイトル、チームの規模、勤務地。
どれも大切です。
ただ、もう一つ見落とされがちな大切な質問があります。
「この仕事は1年後、どうなっているだろうか?」
多くの人は“初日”にフォーカスする
これは自然なことです。
今提示されている条件をもとに判断します。
・給与は十分か
・タイトルは希望通りか
・最初からチームはあるのか
ただ、キャリアは初日で決まるものではありません。
時間をかけて築いていくものです。
本当に大切なのは、どこから始まるかではなく、
どこに向かっているかです。
成長という視点で考える
「このオファーは完璧か?」ではなく、こう考えてみてください。
・一定期間の中で、給与が目標に近づく現実的な可能性はあるか
・成果を出せば昇進の道はあるか
・業務範囲は広がるのか、それとも同じことを続けるだけか
・将来的にリーダーシップを取る機会はあるか
こうした視点が、その転職が成功するかどうかを左右します。
すべての仕事が“成長前提”である必要はない
もちろん、すべての仕事が大きくなる必要はありません。
そして、すべての人がそれを求めているわけでもありません。
柔軟な働き方を重視する人もいます。
安定を求める人もいます。
ある時期には、責任を少し抑えた働き方を選ぶ人もいます。
それは自然なことです。
ただし、同じ質問は当てはまります。
1年後、この仕事は自分の希望に合っているか?
・柔軟性を重視するなら、将来的に在宅勤務は増えるのか
・報酬を重視するなら、現実的に上がる見込みはあるのか
・技術や製品が重要なら、求めている領域に触れられるのか
・マネジメントを目指すなら、その機会はあるのか
必ずしも「社長」を目指す必要はありません。
大切なのは、自分の目標に近づいているかどうかです。
実際の事例
数年前、あるマネージャーの方に新しい機会をご紹介しました。
条件だけを見ると、決して完璧ではありませんでした。
・給与は少し希望に届いていなかった
・チームは以前より小さかった
・タイトルも明確なステップアップではなかった
ただ、その方は違う視点で見ていました。
この仕事が将来どうなるかに注目したのです。
自分の力と可能性を理解し、自信を持って決断しました。
そして3年後:
・事業部のディレクターに昇進
・給与は当初の目標を上回る水準に
・チームは20名以上に拡大
面接で考えるべきこと
面接では、提示されている条件だけを評価するのではなく、
こう自分に問いかけてみてください。
「もし成果を出したら、この仕事は1年後どうなっているか?」
本当のチャンスは、初日に提示される内容だけではありません。
その仕事が持っている“可能性”にあります。